もっとも有利な京都外回りの1800m/きさらぎ賞

2015年02月07日(土) 18:00


戸崎騎手は切れる牝馬にもっとも合っている

 この頭数だから、気のある伏兵でもいない限り必ずしも馬券の興味をかきたてられるレースではないが、クラシックのステップレースの中で、きわめて重要な一戦。特に関西馬の大攻勢が始まって以降、ローテーション展望も変化し、どうやって消耗を避けながら、ホップ=ステップ=ジャンプの形に持って行くかが、陣営の腕の見せどころになっている。最近20年くらいに限定すると、関西馬強しも関係し、クラシック好走馬が「どのステップレースと、どのレースに出走していたか」をレース別にカウントすると、直前の弥生賞、スプリングSが多いのは当たり前だが、きさらぎ賞は、たとえばオルフェーヴル、13年のワールドエースなどを中心に、弥生賞、スプリングSと互角の有力馬のステップレースに変化している。

 どのみち頭数は多くない。消耗につながるような負担はかからないスロー。勝負は平坦の直線。日程は、桜花賞は9週後。皐月賞は10週後。

 今年は、それに関西への遠征も経験できるという理由を重ねて、関東の牝馬ルージュバックが出走してきた・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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