中山記念、穴馬として魅力を感じる3頭

2015年02月27日(金) 18:00


◆評価の難しいヌーヴォレコルト

 イスラボニータの今季初戦として注目される中山記念。ただ、コースそのものの傾向以上に内枠有利・外枠不利の結果が出ている中山記念で、8枠10番を引いた。8枠といっても総頭数が多くはないので大丈夫と考えることもできるが、気がかりといえば気がかりでもある。実力は断然の馬だけに、斤量以外のほどよいハンデが課せられたというところだろうか。

 そのイスラボニータは得意の中山で、しかも距離短縮はおそらくプラス。10番枠からだが、可能であれば強気に前付けしたほうが1着を取れるチャンスは高まると思う。皐月賞のときは中団から早めに押し上げたが、1800mだと早めのワンペースになった場合その戦法は危険。このメンバー構成なら、変にもったいつけた位置取りをする必要はない。

 相対的に良い枠を引いたのがヌーヴォレコルト。初の対牡馬重賞だけに評価が難しい。また・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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