30年の騎手生活で初チャレンジ「まだまだ成長しちゃうかも!」

2015年03月10日(火) 18:00

小牧太

今年に入り、満を持して“あること”を始めたという小牧騎手。はたしてその取り組みとは!?

今年に入り、満を持して“あること”を始めたという小牧騎手。30年にわたるジョッキー生活のなかで、初めての取り組みだそうです。「47歳にして、まだまだ成長しちゃうかも!」ということですが、はたしてその取り組みとは!?

(取材・文/不破由妃子)


毎回“なるほど!”っていう新たな発見が

──今年は、気持ちを切り替えて1からのスタート…とおっしゃってましたが、噂(?)によると、何か新しいことを始められたとか?

小牧 そうやねん。今年からトレーナーを付けてん。今までずっと自己流でやってきたから、人の指導を受けるのはジョッキーになって初めてやねん。

──それはまた、何かきっかけがあったのですか?

小牧 去年から騎手クラブの人に「やってみない?」って勧められていてね。阪神タイガースの選手たちのトレーナーをやっていたいい人がいるからって。僕、年齢が一番上やから、体力維持のために勧めてくれたんだと思う。でも、最初に聞いたときは「そんなのしたことないから、せんでも大丈夫や」って断ったんやけど。

──それが一転して、やってみようかと。

小牧 うん、いろいろ考えてね。やってみたらもっと動きが良くなるんじゃないかと思ったり。だいぶ体にキテるよ(笑)。お腹がピクピクしてるわ。今日もトレーニングをしてきたんやけど、最後のほうは立ち上がれんかった(笑)。

──週に1回ですか?

小牧 そう。毎週水曜日にマンツーマンで90分くらい。最初は体をほぐしてくれて、体の状態をいろいろ見てくれるところから始まって。筋トレとは全然違うねんな。バランス感覚と柔軟性、インナーマッスルを重視する感じやね。

──30年目にして初の試みですから、“ジョッキー・小牧太”にとって大きな変化ですよね。

小牧 なんせ初めてやからねぇ。もう今年で48(歳)やん。そろそろ・・・

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小牧太

1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。その後もローズキングダムとのコンビで朝日杯FSを制するなど、今や大舞台には欠かせないジョッキーとして活躍中。

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