「王道」ココロノアイが「覇道」ルージュバックを倒す/トレセン発秘話

2015年04月09日(木) 18:00


◆「付け入る隙があるとすれば…」

 7日発行の当欄で高岡記者が現在の阪神の馬場の特性について検証していたが、今年の桜花賞、斜に構えたい気持ちは宴会野郎にもよく分かる。スペシャル感を与えるのは言わずもがな、きさらぎ賞Vから直行で挑むルージュバックだ。3戦3勝の重賞V馬は今年3頭も存在するが、あくまで異色ローテで挑むこの馬は別格扱い。この事実がルージュバックのスケール感を雄弁に物語っているのだろう。

 だが、競馬における不敗は怖さと隣り合わせでもある。実戦で示す不安要素を日頃の調教で塗り潰していくのが競馬における唯一の勝利の方程式であり、課題がないのと課題が見えないのは別物。ブライトエンブレムが朝日杯FS(2番人気)で7着に敗れた後、管理する小島茂之調教師は「阪神の外回りならマイルも忙しくないと思ったが…」と敗因を口にしたが、同じく距離経験のないルージュバックも適性はフタを開けるまで分かるまい。まあ、こうして高配当を夢想しヨダレを流すのが、穴党の悲しきサガかもしれないが…。

「誰が見てもルージュバックは現時点で一歩抜けた存在。ただ、付け入る隙があるとすれば・・・

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東京スポーツ

2010年に創刊50周年を迎えた夕刊紙。競馬確定面「競馬トウスポ」(大阪スポーツは「競馬大スポ」、中京スポーツは「競馬中京スポ」)は便利な抜き取り16ページで、中身は東スポグループだからこその超充実ぶり。開催3場の全36レース(2場開催の場合は全24レース)の馬柱を完全掲載しています。

関東・舘林勲、大阪・松浪大樹の本紙予想のほか、記者による好評コラム(「一撃・山河浩、馬匠・渡辺薫など)、そして井崎脩五郎、爆笑問題の田中裕二、IK血統研など超豪華執筆陣の記事も読みごたえたっぷり。馬券作戦に役立つ情報が満載です。

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