桜花賞有力馬の強み&弱みと気になる穴馬

2015年04月10日(金) 18:00


◆ルージュバックにマイナス面があるとしたら…

 今年の桜花賞、注目はなんといってもルージュバックだ。すべて完勝で3戦3勝、牡馬相手に重賞も勝ち、ここは1番人気が予想される。

 このルージュバックにマイナス面があるとしたら何だろう。能力の絶対値は間違いなく高い。なにかあるとすれば展開への対応力だ。これまで手ごろな頭数でスロー寄りの競馬ばかりを経験してきただけに、最後の1〜2ハロンでどっと時計がかかるような競馬に対応できるかは未知数。また、伸び伸び走ったほうがいいタイプだけに、包まれた場合も少し心配だ。

 個人的にはこれまでと異質な競馬をさせられることを意識し、本命にはせずヒモには入れるくらいの構えでいきたい。仮にここを展開我関せずの構えで勝ってしまうようなら、二冠は約束されたようなものだろう。

 重視したいのは、例年と同様にチューリップ賞組。しかも・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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