2015年05月20日(水) 18:00
【コース総論】東京芝2400m Bコース使用
・コースの要所!
★馬番1番〜6番の勝率が図抜けて高く回収率も高め。外枠はイマイチ。
★圧倒的に差し脚質が優勢で、速い上がりを使える馬を最優先すべき。
春にはオークス、ダービーと連続してチャンピオン決定戦が行われる、東京芝2400m。スタンド前から発走して、コースをぐるり1周するというコース形態で、最初のコーナーまでの距離も約350mと長いことから、枠番による有利・不利はそれほどない──といった印象を持つファンが多いかもしれない。
しかし実際には、けっこう内枠有利・外枠不利の傾向にあるのだ。勝率だけで比較してもその差は明白で、内枠である馬番1番〜6番が勝率10.3%であるのに対して、中枠や外枠のそれは3%〜4%と、そこには2倍以上もの大差がある。連対率、複勝率、回収率といった指標も内枠有利と外枠不利を裏付けているだけに、しっかり意識すべきである。
人気別では、1番人気馬の強さが目立っている。勝率30.8%は飛び抜けた数値で、人気サイドとしては回収率も高水準。対照的に人気薄はイマイチで、11番人気以下で勝った馬は1頭しか出ていない。人気薄に果敢な本命を打つよりも、人気馬を信頼してそこから流す馬券で勝負したほうが、はるかに効率はいい。
脚質的には・・・
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小林誠
競馬業界よろず請負人。1974年三重県生まれ。これまで裏方的な仕事に数多く関わってきたが、さすがに限界を感じて、最近は表舞台への進出を画策中。ライターとして『サラブレ』『UMAJIN』などに寄稿するほか、須田鷹雄監修の『POGの達人』には編集デスクとして参加。2005年に前半3ハロンタイムに特化した予想メソッドを発表し、それを用いた予想をnetkeibaにて公開している。コーヒー党、無類の猫好き。
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