得意の良馬場で強さを見せたノーザンリバー/さきたま杯

2015年05月28日(木) 18:00

(撮影:武田明彦)


昨年逃したJBCスプリントのタイトルを

 ノーザンリバーによる連覇は、勝ちタイムがまったく同じ1分26秒7。ただしそのレース内容はかなり違っていた。昨年は最後の100mだけ脚を使って、ようやくゴール前で先頭のトキノエクセレントをクビ差だけとらえてという辛勝。1コーナーを回るところで他馬に寄られて態勢を崩す場面があり、また道悪が得意ではないということもあっただろう(昨年は重馬場)。

 対して、良馬場で行われた今年は、先行争いの地方馬3頭を前に見る4番手を追走。3コーナー過ぎで手ごたえ十分のまま先頭に並びかけると、直線では残り100m手前から他馬を突き放し、中団から押し上げてきたトロワボヌールに4馬身差をつけてという完璧な競馬だった。

 昨年も今年も先行した前の3頭は地方馬で、そのラップを並べてみると・・・

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斎藤修

1964年生まれ。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』解説。NAR公式サイト『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』等で記事を執筆。ドバイ、ブリーダーズC、シンガポール、香港などの国際レースにも毎年足を運ぶ。

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