2015年06月22日(月) 18:00
スローだった2歳秋の新馬ダート1600mを上がり35秒6で差し切ったノンコノユメは、5月の青竜Sを、3歳馬のダート1600mではめったにない上がり34秒7で直線一気を決めるなど、ダート戦とは思えない「切れ」を発揮するジャープなダート巧者。これで東京ダート1600m【3-0-1-0】となった。
東京ダート1600mといえば、G1「フェブラリーS」だが、ユニコーンSの好走馬では、2003年ユートピア、2005年カネヒキリ、2010年バーディバーディ、2011年グレープブランデー、2013年ベストウォーリア…などが、のちのフェブラリーSでも快走、好走している。ノンコノユメはタイプとするとフェブラリーS向きと思える。
父トワイ二ング(その父フォーティナイナー)は、1995年にアメリカで種牡馬入りのあと、シャトルも経験しながらやがて日本に輸入されて長く活躍したが、近年は交配数が減少し、今年はもう24歳。これまで多くの重賞勝ち馬を送っているが、記録をみると海外でもG1勝ち馬には恵まれていない。種牡馬として晩年の代表産駒となったノンコノユメは、山田オーナーの夢だけでなく、種牡馬トワイ二ングの夢をかなえてくれるかもしれない。
母ノンコ(父アグネスタキオン)は・・・
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柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。
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