398キロで新馬勝ちアドマイヤリード筆頭に小型馬大活躍の予感/吉田竜作マル秘週報

2015年07月22日(水) 18:00


◆松田博調教師「数字ほど小さくは見えないけどな。身のこなしだけでなく、やはりエンジンがいい」

 血統に詳しい方ならご存じだろうが、現在走っているサラブレッドのルーツをたどると、ダーレーアラビアン、ゴドルフィンアラビアン、バイアリータークのいずれかにたどり着く。“3大始祖”といわれるが、この3頭がサラブレッドという品種だったわけではない。アラブ種、英国の在来種など、現在のサラブレッドより、やや小ぶりな馬をもとに品種改良されていったのだ。

 となると、18世紀初頭のサラブレッドは現在と比べると、やや小さかったと推察できる。そこから各地に散らばったサラブレッドたちは様々な変化を遂げていくが、すべてに共通するのはサイズ自体が大きくなっていったことだろう。

 日本でも、その傾向は“顕著だった”。定年間近のベテランホースマン・松田博調教師は「オレの現役騎手時代などは500キロもあれば巨漢の部類。全体的に今よりは小さかった」と証言する。

 日本国内のサラブレッドの大型化。ハッキリとした契機は分からないが・・・

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