「常識破りの2頭」小柄なのにパワフルなリード&血統から考えられない末脚のオーディン/吉田竜作マル秘週報

2015年10月28日(水) 18:00


“菊花賞のように競馬の“常識”が破られる時がある

 POGのリミットは一般的には日本ダービーまで。“これ”という馬を選ぶ基準もこの「ダービーの舞台にマッチするかどうか」が一番と言っていいだろう。本紙発行の「ザッツPOG」のような資料や、各愛馬会のホームページに載っている馬体の写真、口コミでの評判…様々な材料を基にそれぞれが取っておきの2歳馬を指名する。

 もっとも、これらの情報以上に重視されるものといえば、競馬の根幹でもある血統。分かりやすく例えるなら、ダービーを狙う馬としてキンシャサノキセキやサウスヴィグラス産駒をピックアップする人がいるのか…ってことだ。これはPOGの話だけではなく、実際の生産者の立場でも同じだろう。種牡馬、繁殖馬にはハッキリとした「色」があり、それを次世代へと伝えていくからこそ競馬は「ブラッドスポーツ」と呼ばれるのだ。

 しかし、時にそうした競馬の“常識”が破られる時がある。菊花賞はその好例と言えようか・・・

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東京スポーツ

2010年に創刊50周年を迎えた夕刊紙。競馬確定面「競馬トウスポ」(大阪スポーツは「競馬大スポ」、中京スポーツは「競馬中京スポ」)は便利な抜き取り16ページで、中身は東スポグループだからこその超充実ぶり。開催3場の全36レース(2場開催の場合は全24レース)の馬柱を完全掲載しています。

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