好メンバー集結、秋のマイル王に輝くのは/マイルCS

2015年11月16日(月) 18:00


 今年のマイルチャンピオンシップには、春の王者に昨年の覇者、3歳マイル王に距離短縮のクラシックホースなど様々なメンバーが集結。馬券検討が楽しみな一戦となりそうだ。出走を予定している主な有力馬は以下の通り。

■11/22(日) マイルチャンピオンシップ(3歳上・GI・京都芝1600m)

 モーリス(牡4、美浦・堀宣行厩舎)は春の安田記念を4連勝で制覇。今回はぶっつけ本番が課題となるが、能力上位で仕上がり次第では当然勝ち負けに持ち込んでくるだろう。

 アルビアーノ(牝3、美浦・木村哲也厩舎)は控えた前走が鮮やかな勝ちっぷり。あの内容なら距離なども問題なく、このメンバー相手でも勝ち負けに持ち込めて良いだろう。

 イスラボニータ(牡4、美浦・栗田博憲厩舎)は前走の天皇賞・秋で後方から追い上げて3着に入った。京都コースは初参戦となるが、マイルは合いそうで上位争いが期待できそう。

 ダノンシャーク(牡7、栗東・大久保龍志厩舎)は昨年の覇者。今年はまだ結果を出せないでいるが、GIを制したベストの舞台で巻き返しが期待される。

 フィエロ(牡6、栗東・藤原英昭厩舎)はまだ重賞未勝利ではあるが、この路線で確かな存在感は示している。昨年も勝ちに等しい内容で、馬場も当時と同じ力の要る馬場。上位争いに持ち込めても良さそうだ。

 その他、距離短縮で期待がかかる桜花賞馬レッツゴードンキ(牝3、栗東・梅田智之厩舎)、一叩きされて巻き返しが期待される3歳マイル王クラリティスカイ(牡3、栗東・友道康夫厩舎)、控える競馬が板についたサトノアラジン(牡4、栗東・池江泰寿厩舎)、春の安田記念で2着のヴァンセンヌ(牡6、栗東・松永幹夫厩舎)、復活が期待されるロゴタイプ(牡5、美浦・田中剛厩舎)辺りも上位争いの候補。発走は15時40分。

【データ分析】

人気(過去10回)…1人気は[3-3-1-3]勝率30.0%、複勝率70.0%。1〜5番人気が[8-8-6-28]複勝率44.0%、複勝回収率101%となかなかの好成績で、6〜10番人気が[1-0-4-45]複勝率10.0%、複勝回収率49%。11番人気以下が[1-2-0-75]複勝率3.8%、複勝回収率33%。単勝オッズ別でみると、15倍未満だと[8-8-7-32]複勝率41.8%、複勝回収率98%、15倍以上だと[2-2-3-116]複勝率5.7%、複勝回収率38%と人気馬の方が回収率が高いレース。

前走脚質(過去10回)…前走の上がり3Fが1位の馬は[4-3-1-11]複勝率42.1%、複勝回収率105%と好成績。特にその中でも前走1着の馬が[3-2-1-7]複勝率85.7%、複勝回収率214%とさらに好成績。前走差して好走した馬を狙っていきたい。

年齢(過去10回)…3歳馬[0-0-2-33]複勝率5.7%、複勝回収率17%は不調。4歳馬[3-6-3-24]複勝率33.3%、複勝回収率109%がなかなかの成績で、5歳馬[4-4-4-42]複勝率22.2%、複勝回収率86%も好調。6歳馬[2-0-1-33]複勝率8.3%、複勝回収率23%、7歳以上が[1-0-0-16]複勝率5.9%、複勝回収率7%と4・5歳馬が中心となりそう。4・5歳馬の中でも前述の前走速い上がりを繰り出しての馬(前走上がり2位以内)は[3-4-1-6]複勝率57.1%、複勝回収率155%と軸として信頼できそう。

◆モーリス

・一週前調教診断/井内利彰

 予定されていた毎日王冠を回避。9月下旬から10月中旬までは追い切り時計を出さず、10月下旬から追い切りを再開する形。その後は1週間に2本の追い切りをこなしているし、これまでと同じように坂路と南Wを併用している調教内容から回避の不安はない。

 1週前追い切りは南Wでリアルインパクトとの併せ馬・・・

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netkeibaライター陣

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