どうすれば人気薄馬をピックアップできるのか?/11月22日・京都8R

2015年11月24日(火) 12:00

 こんにちは、大石川大二郎です。新連載コラムの第5回目です。

 当コラムは、先週末に行われたレースのなかから特に荒れたレースをひとつピックアップ、いったいその時どうやっていれば馬券が取れたのかを検証していく馬券力アップのための講座です。的中できなかったレースを復習し、馬券のどこが間違っていたのかを学ぶことこそ次の的中へつながるカギ。失敗からの『教訓』をひとつずつ積み上げて、いつかは一緒に大万馬券を取りましょう。

 先週末は、京都でマイルCSがありました。

 結果は5か月半の休養期間など関係なく、ムーア騎乗の4番人気モーリスが安田記念に続いてマイルG1を勝利。5着まではすべて1〜5番人気が占めるという割と人気サイドといえる結果に終わりました。

 私は4着だった◎サトノアラジンの本命。ゴール前、3連単は獲った! と一瞬歓喜したのですが、写真判定の結果ハナ差で負けていてテンションがガタ落ち……。3日間開催の土曜日の出だしがあまりにも良かったので「3日間で大儲けだぁ〜!」と勇んでいた気分も尻つぼみになっていく週末でした……。そして今、ようやく気を取り直してコラムを書いている感じです。

 今週、一番気になったのはそのメインレースではなく、地味に行われていた日曜日京都8Rの500万下レース。ある人気薄馬が1着になって3連単馬券が70万円を超えたという一戦でした。

 その馬は私もノーマークだったわけですが、終わってからある大事な見落としに気が付きました。事前に気が付いていれば、ひょっとして……?

 さて、それでは今週も検証に入っていきましょう。

【検証ナンバー:005】
サンプルレース名/2015年11月22日(日)京都8R 3歳上500万下(芝1400m)

【レース前状況】
 短期免許を含め、5人の外国人ジョッキーが参加しているG1開催週。当該レースもムーア、デムーロ、ボウマンの3人が騎乗。1番人気はそのムーア騎乗のアドマイヤリバティだった。2走前から芝を使いだして3着、2着という3歳牡馬で、京都コース経験はないが能力上位と見られて単勝は3倍を切る人気に。続く2番人気はデムーロ騎乗の同じ3歳のダイワプロパー。こちらは休み明けだが調教の具合良し。総じて18頭立ての各馬の力量差はわずか。人気はどちらかというと騎手の人気に引っ張られているような感じもあった。

【レース結果】
1着 ボールドジャパン 牡4(10番人気)中谷
2着 ダイワプロパー 牝3(2番人気)デムーロ
3着 ヴェルステルキング 牡3(11番人気)戸崎

【払い戻し】
単勝 2850円
枠連 15710円
馬連 13000円
馬単 30290円
3連複 106520円
3連単 731450円

タイム指数だけでは絶対に買えない馬券だったのか?

 私の予想法は皆さんご存じの通りタイム指数を基準にしている。

 もちろんそれだけではなく、調教の具合、血統、騎手の力量、騎手との相性、枠順の有利不利などなど、様々な要素も適宜取り入れている。が、それでも判断はタイム指数による割合がかなり占めている。詳しく説明すると長くなりすぎてしまうので割愛するが、タイム指数のなかでもレースによって取り出す指数の種類を変えているのである。

 だが『近5走平均値』という指数は、かなりその馬の実力と調子を物語ってくれる使いやすい数字だといえる。つまり頼るデータは・・・

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大石川大二郎

No.1予想家の大石川大二郎が、前週の荒れたレースを「どうすれば取れたか」という視点で徹底分析。さっそく今週のレースから使える教訓を伝授、「未来の馬券力」を上げちゃうコラムです!!

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