復活するべくして復活 松田国正真正銘の厩舎力/吉田竜作マル秘週報

2015年11月25日(水) 18:00


絶えず研究と研さんを重ねて調教にも工夫を加え続けてきた松田国厩舎

 JRAの裁決委員の仕事を見る機会があった。一頭一頭の馬の癖までもデータベース化し、多様な角度に設置されたカメラから配信される映像をチェック。まさに目を皿のようにして各馬の走りをチェックしている。それで飯を食っているのだから当然とはいえ、やはり責任を伴う“主催者”。ピリピリとした緊張感が伝わってきた。そんな裁決委員と話をさせてもらった中で最も印象に残ったのは、レースの馬場入りに関することだった。

「馬場入りの時は本来、誘導馬について行き、ゴール前(近辺)まで並脚で歩いて、それから返し馬に移らなくてはならないのですが…。最近は馬場に入って、すぐに返し馬に行ってしまう。それだけではなく、“先入れ”で誘導馬よりも前に馬場に出るケースも増えてしまって…」

 この一連の流れは定義されているものだが、現状は・・・

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2010年に創刊50周年を迎えた夕刊紙。競馬確定面「競馬トウスポ」(大阪スポーツは「競馬大スポ」、中京スポーツは「競馬中京スポ」)は便利な抜き取り16ページで、中身は東スポグループだからこその超充実ぶり。開催3場の全36レース(2場開催の場合は全24レース)の馬柱を完全掲載しています。

関東・舘林勲、大阪・松浪大樹の本紙予想のほか、記者による好評コラム(「一撃・山河浩、馬匠・渡辺薫など)、そして競馬評論家・井崎脩五郎、爆笑問題の田中裕二、IK血統研など超豪華執筆陣の記事も読みごたえたっぷり。馬券作戦に役立つ情報が満載です。

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