2015年12月03日(木) 18:00
では最後に、5回中山の芝コースがどんな傾向になりそうなのか。ここからは私のみで分析していこうと思います。
拙著「馬場のすべて教えます」を読み返して気付いたのですが、2013年の12月の中山開催前も、今年同様に開幕の約2ヵ月前にバーチドレン作業が行われていました。そうして迎えた2013年の12月の開催は、先行〜中団にいる馬の差しの台頭が目立ち、外からの差しも決まっていました。
もう一度整理すると、2013年は2ヵ月前の10月中旬に、2014年は約3週間前の11月中旬にバーチドレンによるエアレーション作業が行われていますが、両年とも開幕週から「逃げ・先行一辺倒ではなく、中団からの差しも決まる馬場」となっていました。
根岸課長のお話にもあったように、馬場の硬度は昨年も今年も同じ位だそうです。という事で、今年も一昨年や昨年12月の中山開催と似たような傾向になるのではないでしょうか。昨年の12月の中山開催の開幕週は逃げ切り勝ちもあるものの、基本的には先行〜中団にいる馬の差しが目立つ馬場。特に昨年の開幕週の土曜日は逃げ切りが一頭もなく、中団と外側を通った馬の連対が目立っていました。
開幕初日に逃げ切り勝ちがないなんて、以前の中山では考えられなかった傾向。昔、中山の開幕週というと、逃げ・先行が優勢でした・・・
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