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　こんにちは、大石川大二郎です。

　当コラムは、先週末に行われたレースのなかから特に荒れたレースをひとつピックアップ、いったいその時どうやっていれば馬券が取れたのかを検証していく馬券力アップ講座です。的中できなかったレースを復習し、馬券のどこが間違っていたのかを学ぶことこそ次の的中へのカギ。失敗からの『教訓』をひとつずつ積み上げて、いつかは一緒に大万馬券を取りましょう。

　皆さま、1年間お疲れさまでした。有馬記念も終わって、来年の金杯までしばしの休息です。

　有馬も終わった週に、私の馬券コラムを読んでいただいている読者の方は、まさに競馬好きピーポーのはず。まあそんな方は「まだ東京大賞典があるよ」というのでしょうけど…。

　兎にも角にも今年もお世話になりました。心から感謝を申し上げます。

　さて、有馬記念の馬券結果はいかがでしたでしょうか？私はというと、2着のサウンズオブアースに◎本命を打ちながら、1着のゴールドアクター抜け、3着のキタサンブラックも抜け、という典型的な“やっちまった状態”でした。

　当然ながら抜け2頭にも注意はしていたのですが、タイム指数としては足らない面もあり、印は回らなかったというのが事実です。個人的には◎本命馬の単複も買っていましたので、なんとか複勝だけはGETしましたが、それ以上に支出ありで…。まあ今年もやっぱり馬券は難しいなと思い知らされたラストウィークでありました。

　とはいえ、このコラムは教訓を積み上げて馬券でリベンジするためのもの。前向きに、来年の有馬記念のために今一度検証をしておきましょう。

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【検証ナンバー010】

サンプルレース名/2015年12月27日(日)・中山10R・有馬記念(GI)芝2500m

【レース前状況】
　年末の大一番は大入りの中山競馬場。1番人気はこのレースで引退となるゴールドシップ(牡6・父ステイゴールド)に。ジャパンカップ10着惨敗も鞍上は内田博に戻りファンの支持を集めていた。2番人気は今年の出世頭ラブリーデイ(牡5・父キングカメハメハ)。こちらはJC惜敗3着からのリベンジを目指す。続いて3番人気はルメール鞍上のリアファル(牡3・ゼンノロブロイ)。菊花賞3着から前進はあるか。ほかにも菊花賞馬キタサンブラック、デムーロ鞍上サウンズオブアースなどが単勝10倍以下の人気を集めていた。

【レース結果】
1着ゴールドアクター牡4(7番人気)吉田隼
2着サウンズオブアース牡4(5番人気)M.デムーロ
3着キタサンブラック牡3(4番人気)横山典

【払い戻し】

単勝　1700円

枠連　5010円

馬連　6840円

馬単　1万3780円

3連複　2万0360円

3連単　12万5870円

悩み過ぎると馬券は当たらない？

　JRAのTVコマーシャルも大量投下される週。年末ということも重なり、少々感傷的になるのが有馬記念。次第と当てたいという気持ちは強くなり、週の半ばくらいからレースのことが気になりだす。連日スポーツ新聞やネットで情報を集め、多くの時間を予想に費やす。結局あれこれ考えすぎる。だから枠順が決まって、予想を始めてもなかなか本命が決まらない。予想を馬券に組立てる段階になってもそれは続き、どう買っても押さえきれないような気がしてくる。

　で、結局当たらない。これが有馬記念だ・・・