シンザン記念は騎手視点で、フェアリーSはオッズ視点で。

2016年01月07日(木) 12:00


金杯は氷結で乾杯できた。

「マイネルフロストの手ごたえは4角を回ったところで、だいたいわかる」と書いた。松岡騎手は手応えがよければよいほど攻める騎乗をすると思ったからだ。

だけど、想定以上にわかりやすかった。

1角回って逃げの体勢が整ったところですでに氷結のタブに指を引っかけてたくらいだ。で、1000M通過が1分2秒と知ったときには引っかけていたタブを引いていた!そのくらい「いい感じ」がわかりやすかった。もちろん4角を回ったときには馬券圏内を確信し、あとは勝利を願うだけだった。

結果は2着だったけれど、想定以上の攻め騎乗、とはいえスローに落とすニクい騎乗に大満足だった。

そのまま京都金杯を氷結片手に上機嫌で観戦してたら、人気薄のテイエムタイホーが2着に突っ込んできた。自分はこちらで記したウインプリメーラを軸に(絶好の枠に入ったので◎にした)3連複を買っていたのだけれど、なぜかテイエムタイホーも拾えていたので、京都金杯でも乾杯できてしまったのだった。っていうか、京都金杯の方が馬券的にはご機嫌な感じだった。

にしてもなぜテイエムタイホーを拾えたのだろう?よく思い出せない。思い当たるフシは鞍上が浜中騎手に替わったことか?自分は京都1600が浜中騎手をレベルアップさせたと思い込んでいる。それを覚えていて3連複のヒモにタイホーをポチっと押してしまったのかもしれない。無想のアプローチ。おっと、なんかカッコイイ。ただの夢遊病なのに無想と書くと相伝感が出てカッコよくなる。

でも浜中騎手の京都マイルについては無想ではない。実際、去年もこの時期に書いている。
浜中騎手はミスターマイルだと。
特に1月2週目以後は京都マイルの鬼だと。

以下は去年記したことに追記したものだ。

1月の京都マイル重賞は去年までは3つだった。
京都金杯
シンザン記念
京都牝馬S

シンザン記念と京都牝馬Sでの浜中騎手の成績は抜群かつ面白い。
シンザン記念に勝つと翌々週の京都牝馬Sももれなく勝つからだ。

シンザン記念
11年 1着レッドデイヴィス 浜中 7人気

京都牝馬S
11年 1着ショウリュウムーン 浜中 5人気

13年 1着エーシントップ 浜中 1人気

13年 1着ハナズゴール 浜中 1人気

14年 1着ミッキーアイル 浜中 1人気

14年 1着ウリウリ 浜中 2人気

シンザン記念の過去6年(6鞍騎乗)
3-0-1-2

京都牝馬Sの過去6年(5鞍騎乗)
3-0-0-2

1人気でも勝ち、伏兵人気でも勝つ。
逃げ先行でも勝ち、差しでも勝つ。
1月の京都マイルは2週目から俺のもんだ!と言わんばかりの成績だ。
そう、1週目の京都金杯はなぜか馬券圏内にも入れていなかったのだ。

京都金杯 去年までの過去5年 0-0-0-4
掲示板も0頭。
(ただ13人気7着・7人気12着・8人気15着・6人気9着とチャンスホースに騎乗してないのもたしかだった)。

しかし今年の金杯では13人気のテイエムタイホーを2着に持ってきた・・・

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かしわでちょうほう

競馬専門誌・競馬王の元本紙予想担当。今は競馬王その他にて、変な立ち位置や変な隙間を見つけて、競馬の予想のようなものを展開中のニギニギ系。 著書はなし。最新刊「グラサン師匠の鉄板競馬 最前線で異彩を放つ看板予想家の鉄板録」に再び間借りして、4年ぶりに全重賞・根多の大百科的なものを執筆。

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