サトノダイヤモンドに良く似たムード/共同通信杯

2016年02月13日(土) 18:00


ディープインパクト産駒の変化

 今年の男馬のクラシック路線のレベルは高く、層も厚い。注目馬が期待外れのレースを展開して、ほかの馬に注目が移るのではない。例えば、先週のきさらぎ賞の2着レプランシュ、3着ロイカバードは、凡走して差のある2着、3着にとどまったわけではなく、普通の年なら十分に勝ち馬の走破タイム(上がりタイムも)だった。だが、レースレコードで3馬身半も突き抜けたサトノダイヤモンドが素晴らし過ぎたのである。

 少し前、12月のホープフルSのロードクエスト(新潟2歳S独走)もそうだった。少々強引なスパートだったが、休み明けで初距離2000mを2分02秒0なら少しも悪くない。これも勝ったハートレーが強烈過ぎた。

 きさらぎ賞で上位を独占したディープインパクトの3頭は、みんな距離1800-2000mにしか出走していない馬だった。この共同通信杯にもそっくり同じ3頭が出走しているが、みんな2000mで勝ってきた馬だけである。

 このことから判明するのは・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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