牝馬クラシック路線に新風 ヴィブロス勝負駆け/トレセン発秘話

2016年03月02日(水) 18:00


◆1週前追い切りにまたがった内田博は上がってくるなり「すごいね」

「強い馬が必ず勝つとは限らない」のが競馬。ことクラシックのトライアルともなれば、その度合いはより強くなる。

 すでに賞金が足りている有力馬はメイチに仕上げてくることはまずないし、本番に向けて試験的なレースを試みてくることもあるからだ。そこに勝負駆けを仕掛ける賞金不足の馬が台頭する隙が生まれる。

 さすがに、リオンディーズ、エアスピネル、マカヒキの「BIG3」が出てくるGII弥生賞でそういうケースは望みにくいにしても、GIIIチューリップ賞(5日=阪神芝外1600メートル)なら、その狙いもありだろう。

 毎年、桜花賞の王道トライアルとして、有力馬が出走してくるチューリップ賞だが、過去10年で本番への優先出走権が与えられる1〜3着に、収得賞金900万円までの、いわゆる「勝負駆け馬」が食い込まなかったケースはただの一度もない事実は見逃せない。ただし・・・

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