2016年03月04日(金) 18:00
1分34秒1で男馬のロジクライが勝った1月の「シンザン記念」のクビ差同タイム2着馬が、ジュエラー。1分34秒2で3着だったシゲルノコギリザメはあのあと「クロッカスS4着→アーリントンC12着」。1分34秒4で5着だったレオナルドは、先週の「アーリントンC4着」。1分34秒5で6着だったレインボーラインがその「アーリントンC1着」となったものの、アーリントンCは1着から6着まで「ハナ、ハナ、クビ、アタマ、クビ」差の大接戦。レベルの高いマイラーが何頭もいたから大接戦になったというより、シンザン記念も、アーリントンCもレースレベルはあまり高くないのだろう。
だが、ジュエラーはそのときまだ2戦目。スタートで寄られて下がり、馬群をさばきながら直線外に出て全力スパート開始は、残り300mくらい。上がり34秒5は断然NO,1だったが、実際の切れ味はあのメンバーでは抜けていた可能性が高い。あと1-2完歩でロジクライを交わせそうに思えた。
父が変わって、半姉ワンカラット(父ファルブラヴ)よりこなせる距離の幅ははるかに広く、父ヴィクトワールピサの良さを受けるなら、もともと距離不安のない牝系なので2400m級も平気だろう。中間の動きも文句なしである。
ここを順当に勝つようなら、桜花賞でメジャーエンブレムの最大のライバルとなり、オークスではメジャーエンブレムを上回る評価を受けて不思議ない馬として期待したい。
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柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。
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