中山・中京・阪神と3重賞の最終追い切りをチェック!

2016年03月09日(水) 18:00


話題の藤田菜七子騎手は……

 先週の土日は中山競馬場でREXSの仕事。その関係で、中山のレースはほとんどライブで見ることができましたが、土曜日2Rの場内の歓声は気持ちいいものがありましたね。藤田菜七子騎手の逃げて差されて2着ではなく、後ろから差し届かずの2着でゴール前の歓声は全員が「菜七子」騎手を応援していたように思えました。競馬ファンの中にも賛否あるのでしょうが、個人的には女性ジョッキー誕生のおかげで、ひとりでも新しい競馬ファンが競馬場へ足を運んでくださることを歓迎したいと思います。

 もうひとつ、ジョッキーの話題。C.ルメール騎手が跨る馬って、どうしてあんなに直線で伸びるのでしょう。直線、追えば追うほど伸びるとはこのことで、人気馬に騎乗していることを差し引いても強すぎます。馬に前へ行くよう促す際に手綱を握りながら、軽く肩鞭を入れていますが、あれがポイントのような気もしますし。いや〜、弥生賞でマカヒキを◎にしていた人間としては、あれだけ頼もしいドライバーはいません。

【中日新聞杯/サトノノブレス】

 中途半端にレース間隔がひらいていることもあってか、この中間の動きはさほど目立ちませんでした。ただ、追い切り本数を積み重ねているように、追うごとに動きが良くなっているということは感じていました。

 最終追い切りはプリンスダムを追走するCW追い切り。直線に向くまで、かなり落ち着いたラップだったこともありますが、跨った川田将雅騎手に追われてからの反応は抜群。これを見てしまうと、58キロでも無印というわけにはいきません。ただ・・・

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井内利彰

調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」「100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ-馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる」など。また「Beginners room」では競馬ビギナー向けに教鞭をふるう。 関連サイト:井内利彰ブログ

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