2016年03月14日(月) 18:00
▲「しなやかな全身運動でストライドを伸ばす中距離馬に出たのは、配合的にも極めて順当」と望田潤氏(撮影:下野雄規)
ダービー以来の休み明けで、期待と不安の入り混じった復帰戦の中山記念。しかし、蓋をあけてみれば、リアルスティールなどライバルを退けてきっちり勝利。骨折前と変わらない「強い」ドゥラメンテは健在で、今回満を持しての海外挑戦となります。どうしてこんなにも強いのだろうか? その理由を「血統」「調教」「馬体」各分野のプロが3日間連続で分析していきます。
ドゥラメンテの3代母ダイナカールはオークス馬。母母エアグルーヴはオークスと天皇賞秋の勝ち馬。父キングカメハメハはダービーとNHKマイルCの勝ち馬。両親から東京の大レースに強い血を受け継いだダービー馬です。
配合的には、持続力に富む斬れ味を伝える「HyperionとNasrullah」の組み合わせ(以下ナスペリオンと略す)を計5つも持っている点に注目できます。
まず母系からみていきましょう。牝祖パロクサイドは「父父Nasrullah、母母父Hyperion」ですから、ここがまずナスペリオンですね。
エアグルーヴの父トニービンは東京コースで抜群に強い産駒を輩出しましたが(全GI勝ち13勝のうち11勝が東京芝)、このトニービンの母父Hornbeamも「父Hyperion、母父Nasrullah」のナスペリオンで、東京の長い直線で炸裂したナタの斬れ味は、主にこのHornbeam譲りと考えられます。・・・
続きはプレミアムサービス登録でご覧になれます。
登録済みの方はこちらからログイン
バックナンバーを見る
このコラムをお気に入り登録する
お気に入り登録済み
お気に入りコラム登録完了
netkeiba特派員「netkeiba海外競馬通信」をお気に入り登録しました。
戻る
※コラム公開をいち早くお知らせします。※マイページ、メール、プッシュに対応。
netkeiba特派員
専属特派員による現地からの最新情報や、著名人によるレース展望・レポートなど、日本馬出走の海外ビッグレース情報をどこよりも詳しく、より早くお届けします。公開はプレミアムサービス限定となります。
プロフィール
ドゥラメンテの全成績と掲示板
コラム
田沼が背水の陣で挑む! 宿敵キャプテンと予想対決・皐月賞編
ニュース
ワールドベストレースホースランキング、ドゥラメンテが世界トップタイに
二強に明暗・京都記念/ダービー候補出現・共同通信杯
ドゥラメンテがドバイSCに向け追い切り、橋本助手「順調に来ています」
競輪
競輪を気軽に楽しもう!全レース出走表・競輪予想、ニュース、コラム、選手データベースなど。