2度目の中山で期待/スプリングS

2016年03月19日(土) 18:00


1800mへの出走もいい経験に

 土曜日の関西2場(阪神、中京)は、雨の影響で「重馬場、不良馬場」のスタートだったが、関東の中山の方が降雨量はやや少ないように思える。注目の皐月賞最終トライアルはそれほど悪いコンディションのなかでのレースではないだろう。

 今年、ここまでのポイントのレースは、サトノダイヤモンドの勝った「きさらぎ賞」と、マカヒキ、リオンディーズの「弥生賞」とされるが、スプリングS組はハイレベルのレースを展開できるだろうか。

 過去20年間の皐月賞で「1-3着」した計60頭が、本番直前のどのレースに出走していたかをまとめてみた。牝馬の桜花賞は、主力の大半がチューリップ賞を選んでいたが、実は、フィリーズレビュー、アネモネS、12月の阪神JFなど、直近のステップレースは計「7レース(プラスその他2レース)」に達し、さまざまなルートがあった。

 ところが、皐月賞「1-3着馬」の直前の出走レースは、

     皐月賞1着-2着-3着
▽ 弥生賞………【7頭-7頭-9頭】
▽ スプリングS【6頭-6頭-4頭】
▽ 若葉S………【3頭-6頭-3頭】
▽ 共同通信杯…【3頭-0頭-3頭】
▽ その他………【1頭-1頭-1頭】

 ほぼ4つのレースに限定されている。その他は・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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