スプリンターとしての名血

2016年03月23日(水) 19:30


◆母母父に欧州の名血を隠し味に潜ませる馬が走るのも当レースの特徴

「過去1年の芝1200mのリーディング種牡馬はサクラバクシンオーなんですよ」と言うと「えっ。まだバクシンオーなの?」と意外に思う人が結構多いようです。

 芝1200mのおよそ過去1年のリーディング(2014年3月以降)も首位はサクラバクシンオー。意外に思う人が多いのはダイワメジャー産駒のほうが出走数は圧倒的に多いからでしょう。

 サクラバクシンオー産駒は昨年の3月以降の出走数は186回。ダイワメジャー産駒は276回。それでいて勝利数はバクシンオーが首位。常々書いていますが、今の日本競馬(少なくともスプリント路線の血統勢力図)はイビツな構造になっていることを端的に示すデータです。

 そして今年の高松宮記念にはサクラバクシンオー産駒の有力馬、ビッグアーサーが出走します。同馬は・・・

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亀谷敬正

血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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