ミッキーアイルの仕上がりは!? 最終追い切りでチェック!

2016年03月24日(木) 18:00


半端なく迫力満点の動きだったビッグアーサー

 今週の栗東は22日が全休日の関係で、24日に追い切りが集中。もちろん高松宮記念の出走予定馬に関しても、23日ではなく、24日の最終追い切りがほとんどでした。にもかかわらず、美浦所属の高松宮記念出走予定馬の最終追い切りは23日。これに疑問をお持ちの方もいると思うので、少し解説させていただきます。

 22日の坂路調教のデータを見ていただければお分かりだと思いますが、全休日にも関わらず、美浦所属馬は調教を行っています。これは高松宮記念を含む、特定のレースに出走を予定している馬は翌日が「全休明け」にならないように調教してもよいですよ、という意味。美浦所属馬が中京や阪神でレースを使う場合に前日以前に輸送しなくてはいけないので、そのあたりを考慮すると、少しでも早目(つまり通常通り)に追い切った方がよいでしょうということ。

 でも、これは栗東所属馬が日経賞などを使う場合にも起こりえることですが、栗東所属馬に関しては22日に調教したのは地方交流競走を使う馬のみ。このあたり、月曜日までレースを開催するのであれば、もう少し融通の利いた調教日程にすべきではないかと思いますし、実際に現場からはそういった声が出ています。

【高松宮記念/ミッキーアイル】

 昨年の今時期。ハナに行かない競馬をするため、追い切りもCWを利用するなど、調教にいろんな工夫をしていましたが、今年は前走のレースでハナを主張したように、スピードに任せて結果を求める方針に切り替えました。実際、NHKマイルCを含めて、そのパターンで結果を残してきたわけですから、この調教内容には個人的に大賛成。

 その結果が・・・

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井内利彰

調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」「100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ-馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる」など。また「Beginners room」では競馬ビギナー向けに教鞭をふるう。 関連サイト:井内利彰ブログ

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