2016年03月25日(金) 12:00
さて先週の競馬を振り返りたいと思うのですが、まず阪神大賞典。期待をしていたトーホウジャッカルですが、陣営も「まだ太いのは太い」と話していましたが、その点に加えて7ヶ月の休み明けでの3000mはキツイものがあったのかもしれません…。宝塚記念での走りが頭から離れず、本命に挙げましたが、その一方で上記のような不安があったのも事実。反省でした。
一方のスプリングSですが、堀厩舎、さすがですね。またシュタルケ騎手も初コンビとは思えないほどマウントロブソンの個性を把握し、いつでも動けるようにコンタクトをシッカリと保っていました。結果、前目でレースを進め、パワータイプの2頭のワンツーを考えると良馬場発表とは言え、ある程度は力を要する馬場だったのかもしれません。
さて今週はG1・高松宮記念。昨年の覇者である香港馬のエアロヴェロシティが回避に…。
栗東でケハイの良さを感じたのは、ミッキーアイル。前走は自分の形に持ち込んでの逃げ切り勝利。やはりこの馬はスピードを活かした競馬の方がいいように思えます。この中間も毛ヅヤはピカピカで、筋肉の張りも抜群。状態の良さが窺えます。
あと気になるのがビッグアーサー。この馬は馬運車でケガをしてしまった右トモのケガの経緯からも、左まわりの方が最後の直線での伸びがいいように感じてきました。前走の負けは外枠に加えて使いづめで中間のイライラ度もマックスとなっていただけに、いろいろな要素があっての敗因があったように思えます。この中間、この馬にしては食の食べがいいようですし目つきが優しくなっており、陣営も「前走とは違う」と楽しみな様子。間隔をあけての左まわり、重賞勝利こそありませんが、軽視してはいけない1頭だと感じます。
それでは皆さん、週末は競馬場でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。
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細江純子
愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。
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