高松宮記念、狙いたい差しタイプの「穴で面白そうな1頭」

2016年03月25日(金) 18:00


◆プラス要素は多いミッキーアイル

 有力馬の回避が続いて、混戦の度合いが増した今年の高松宮記念。ここまでの経験を見ると、中京の馬場適性が問われるというよりは強い馬は強いという結果が多かったように思うが、それもまだ4回だけが対象のこと。本当のところはこれから分かってくるだろう。

 ミッキーアイルが1番人気だろうか。阪急杯→高松宮記念というのは改修前も後も機能しているローテーションだし、勝ってきたのはなによりプラス。5歳馬は世代別成績で見ても成績が良く、確かにプラス要素は多い。

 ただ問題は、今回はローレルベローチェやハクサンムーン、アクティブミノルなどもいて先行タイプが多い。香港スプリントがそうだったが、ミッキーアイルはなまじ自在性があるのであまり強く位置を主張しない。それが隙になりうる。松山騎手が強気な競馬をできるかどうか。

 ビッグアーサーは同じく5歳馬だし・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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