「負けてきた馬」に狙い目はあるか?

2016年04月05日(火) 12:00


昔はトライアルで負けてもまだ上位人気、というケースがよくあった

 桜花賞の過去成績を古いところから見ていて、気付いたことがあった。「昔はトライアルで負けてもまだ上位人気、というケースがよくあった」ということである。

 グレード制導入初年度の84年は1着馬(3番人気)のダイアナソロンも1番人気(8着)のスイートソフィアも前走はトライアルの5着以下。85年のタカラスチールはトライアル1番人気3着ながらまた桜花賞1番人気(15着)だったし、このとき3番人気だったラッキーオカメはトライアル5着馬だ。

 86年2番人気ダイナフェアリー、87年3番人気ドウカンジョー、88年3番人気シノクロスといった馬たちも、前走で連を外しながらあまり人気落ちしていなかった。

 ここまでに挙げたのは昭和の話だし馬券になったのは・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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