変則ローテの馬を予想する難しさ

2016年04月12日(火) 12:00


皐月賞でこのジンクス(?)に挑むサトノダイヤモンド

 桜花賞終了直後にこの原稿を書いている。メジャーエンブレムの敗因は位置とラップだが、負けてみるとつい考えてしまうのが変則ローテの怖さである。馬そのものの仕上げとしてはこのほうがベターと考えての選択だったろうしおそらくデキの面では間違っていないのだろうが、人気馬の変則ローテは正体の知れないリスクであるようにも見えてしまう。

 予想する側にしても、変則ローテは他馬との比較が難しくなる。メジャーエンブレムの場合、阪神JF組がチューリップ賞で大敗したので、ジュエラー・シンハライトとの比較が困難になっていた。

 皐月賞でこのジンクス(?)に挑むのがサトノダイヤモンドだ。きさらぎ賞→皐月賞は・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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