“かかりつけ”の助手が断言 サンライズメジャー勝負の時/トレセン発秘話

2016年04月20日(水) 18:00


◆樋口助手「この馬はよく癖を知っているジョッキーの方がいいんだ」

 競走馬の追い切りにはジョッキーが結構な割合で関わっているものだ。特に重賞に出走するような馬は1週前、もしくは当該週に騎手が追い切りをつけているケースが圧倒的に多い(先週の皐月賞の出走馬も、その条件に当てはまる馬がほとんどだった)。

 そんな中、GIIマイラーズC(24日=京都芝外1600メートル)に出走するサンライズメジャーは“異端の存在”と言えようか。デビューから4年を超える、キャリア25戦のベテランながら、ジョッキーが追い切りをつけたケースはデビュー前のわずか数回だけ。あとはすべてキュウ舎の調教助手が行ってきた。

「ジョッキーが乗ったらひっかかってスムーズな調教ができなくなるからね。普段の調教も含めてこの馬は俺以外は誰も乗っていない。それだけ思い入れも強くなるよね」

 こう語るのはサンライズメジャーが増本キュウ舎でデビューしてから、浜田キュウ舎に転キュウした今も、一貫して調教をつけている樋口助手だ。

 デビュー当初から・・・

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