2016年04月20日(水) 18:00
◆今の時流を逆手に取って乗り切っているキュウ舎の代表例が福島キュウ舎だ
牝馬、牡馬のクラシック初戦が終わり、次なるオークス、ダービーに向けた取材が始まる一方で、「ザッツPOG」の締め切りも目前に迫っている。普段の仕事にも全力投球の記者たちが、さらに回転数を上げて取材に執筆にと奮闘中ですので、何とぞしばらくお待ちください。鮮度と精度の高い情報をお伝えできれば――。
POGをたしなむ読者ならベテラントレーナーが続々と引退し、若い調教師が開業するにつれ、「社台グループ」への依存度が高くなっているのはもうご存じのことだろう。もちろん、キャリアのない若手トレーナーにとって、毎年のようにクラシックをにぎわす馬を供給する大牧場との接点は何よりの財産。いや、“ライフライン”と言った方がいいだろう。しかも素質馬、良血馬を預けてもらえるだけでなく、栗東ならば近隣の「ノーザンファームしがらき」を利用できるのが何より大きなメリット。効率良く、馬の入れ替えができるし、それによって出走回数も増やせるからだ。開業したてのキュウ舎にとっては賞金を稼ぐチャンスもそれだけ増えるし、放牧に出ている馬も充実した設備でしっかりと調整してもらえるのも大きい。
逆に引退があと10年を切っているようなキュウ舎の中には社台グループの馬が入ってこないところもある。こうしたキュウ舎の中には預託馬が集まらず、定年を待たずして商売を畳んでしまうところすらあるのだが・・・
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