2016年04月25日(月) 18:00
エンジン全開となった400m-200mの地点で10頭近くを一気に交わした際の推定1ハロンは「11秒3-4」。レース上がり36秒1に対し、チェッキーノの上がりは「34秒6」。全体に流れの厳しいレースだったから、最後の1ハロンはチェッキーノ自身も推定「12秒0-1」となったが、バテていないからここで後続を3馬身も離している。
母ハッピーパス(父サンデーサイレンス)は、京都牝馬Sなど全5勝が1200-1800m。桜花賞4着→オークス7着。また、全兄コディーノも全勝ち星が1800m以下であり、皐月賞3着→日本ダービー9着。一族全体にマイラー型の印象が濃いが、祖母ハッピートレイルズの父ポッセは、今年旋風を巻き起こすアルゼンチン血統の代表格になる種牡馬フォルリ産駒であり、フォルリは大種牡馬サドラーズウエルズの祖母の父として知られる。さかのぼるとマイラー系の印象はなくなる。
チェッキーノの3代母はハイトップ産駒、4代母の父はセントクレスピン。兄コディーノや、母ハッピーパスより、明らかに「穏やかな気性(藤沢調教師)」なので、あと400mくらいはとくに堪えないのではないか。そういう距離展望に賛成したい。
ただ、藤沢調教師の管理馬のオークス成績は・・・
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柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。
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