縁の深い九州を襲った地震 被災地への思い

2016年04月26日(火) 18:00

小牧太

今回はレース回顧と、余震が続く熊本地震についてその思いを語ってくれました

今回の取材では、開口一番「勝てんねぇ」と小牧騎手。3週間ほど勝ち星から遠ざかっているなかでの取材でしたが、先週の土曜日、久々にトップでのゴールを決めてくれました。今回は、4月3週目までのおもなレース回顧と、いまだ余震が続く熊本地震について、その思いを語ってくれました。

(取材・文/不破由妃子)


ソラを使う馬は本当に難しいわ

──では、3月中旬以降のレース回顧から。惜しいレースが続いていますが。

小牧 ここ3週間、勝ってないねぇ(取材後、4月23日・京都6Rで勝利!)。ここぞっていうときに、チョロ負けしてる印象やわ。レースによっては、いい競馬してると思うんやけど…。

──スワーヴカイザーの直線はシビれました(4月17日・阪神12R・4歳上1000万2着)。

小牧 あれは完璧に乗ったつもりやったんだけどね。早めに抜け出すとソラを使う馬やから、力を発揮させるには理想的な競馬やった。だから、「これでも勝てんか…」と思って、なんか余計にショックやったね。

──最後は首の上げ下げでしたからね。

小牧 うん。本当にショックやったわ。だから、その晩は嫁と娘を相手についつい飲み過ぎた(笑)。ソラを使う馬は本当に難しいわ。その前には・・・

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小牧太

1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。その後もローズキングダムとのコンビで朝日杯FSを制するなど、今や大舞台には欠かせないジョッキーとして活躍中。

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