2016年04月29日(金) 18:00
◆単純にデータ面で有利なのはキタサンブラック
天皇賞春は、展開ひとつでスタミナ寄りになったり全く3200mの意味がなかったり、極端に触れるレース。ただ近年は極端に緩むラップは少なく、なんだかんだでスタミナ寄りの決着になると期待したい。
ただ、同馬の勝った菊花賞は極端な中緩みの競馬だったし、同馬自身もいつもより後ろに位置して外回りコース特有のイン突きを決めた。今回も同じように距離を意識して下げると、アタマまで届くことは難しくなる。また、本質的なスタミナ勝負になった場合に対応できるかも未知数だ。
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須田鷹雄
1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。
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