「油断大敵」のヴィクトリアM、穴で考えたい2頭

2016年05月13日(金) 18:00


◆ルージュバックは外差しがきく馬場に戻っていれば

 GI実績に勝る馬たちが人気を集めそうな今年のヴィクトリアマイル。しかし荒れるときはけっこう荒れるレースだけに、油断は大敵だ。

 ショウナンパンドラはここ5走連続で牡馬相手に好走しており、残してきた結果ということではメンバー中随一。問題は距離と位置取りだ。ウオッカやブエナビスタのように距離と関係なくクリアするケースもあるが、この馬にとってのマイルはさすがに短い可能性もある。また、このレースは淡白な前残りも多く、道中の位置取りも課題となる。  似たようなことはミッキークイーンにも言える・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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