取捨の難しい両重賞はまず最終追い切りをチェック!

2016年06月08日(水) 18:00


エプソムCは、最終追い切りを見て◎を打つ馬が決定

 先週の安田記念は◎フィエロ。その理由については、ウマい馬券にも書きましたが、前2回の出走時とは違う走りができるから。結果は3着、馬券は外れという、予想を見てくださった方には申し訳ない結果に終わりましたが、私自身は◎を打って悔いがないという気持ち。というよりも、東京競馬場でパドックやレースを見ることができて、自分の◎やその根拠に間違いはなかったと思っています。

 ここでG1シリーズは小休止ですが、この春は自分自身で学ぶことが多い季節となりました。その締めになるのが宝塚記念。トレセンニュースでは、先週アンビシャスの帰厩について、お伝えしましたが、この馬がどんな変化を見せていくのか。また、8日のトレセンニュースでお伝えしたトーホウジャッカルの復活はあるのか。このあたりのテーマに対して、答えを出すことができれば、自分のスキルが一段階上昇するような気がしています。

 そんな先の話よりも、今週末のレースの話をせえよ、って感じですよね(笑)。ごめんなさい。美浦所属馬の扱いが難しくなりそうな両重賞ですが、だからといって栗東所属馬の取捨が簡単なわけでもなく…。と思っていましたが、とりあえずエプソムCは、最終追い切りを見て◎を打つ馬が決まりました。

【エプソムC/フルーキー】

 昨年のエプソムCはマイラーズCからのローテーションでしたが、今年は新潟大賞典をひと叩きしてのローテーション。以前はものすごく攻め駆けするタイプでしたが、年齢を重ねたからか、併せ馬をしても、そこまで抜群の手応えで動くことは少なくなりました。それでも前走のように結果が出ているので、これに関してはさほど気にしなくてよいかも知れません。

 今回の最終追い切りはタニノアーバンシーを追いかけて、シャケトラに追いかけられる展開。このレベルの相手なら、楽に突き放すくらいの動きを見せるのが本来ですが・・・

続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

バックナンバーを見る

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

井内利彰

調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」「100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ-馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる」など。また「Beginners room」では競馬ビギナー向けに教鞭をふるう。 関連サイト:井内利彰ブログ

関連情報

新着コラム

コラムを探す