日本ダービーが終わり、新馬戦が始まりました。すっかりダービーモードから切り替わりまして、夏競馬が始まりましたね！夏競馬といえば、新馬戦だけでなく降級で勝負してくる馬やサマーシリーズを狙う馬が気になります。

　今週土曜日、10レースの舞子特別にニシノラッシュが出走します。最近、栗東の宮本厩舎に転厩しまして、その後はじめての出走となります。

「馬体はあか抜けて、いい馬ですね。ちょうど1000万下に降級するので、このタイミングで出走させることになりました」と宮本師。

　脚元には不安は残りますが、宮本厩舎にきてからかなり改善がみられるそうです。ただ、不安が解消したわけではないから一戦一戦が勝負、ですね。

「オープンのクロッカスSを勝っているように能力は高いです。無事、一戦一戦を戦っていきたいですね」（宮本師）

　そして、最終レースにはあのキロハナが競馬場に帰ってきますよ！まだキャリアはたったの4戦。素質だけで新馬、つばき賞と連勝しましたが、その後骨折が判明。夏を越して神戸新聞杯で復活して続戦したけれど、またもや骨折が判明…。ということで、戦線離脱していました。骨折自体は軽いものだったんですが、それでもブランクは出来てしまいますから。降級して平場の500万以下で戦うとなっても、油断はできません。

「休み明けですが、ひと追いごとによくなってきています。乗り味は変わらずに本当に素晴らしいです」と担当の田重田助手。100％の仕上げ、とはいかないものの、出走するだけの仕上げにはなっているそうです。

　池江師もこの馬の潜在能力の高さはベタ褒めしています。まずは初戦、きっちり勝ち上がって次につなげてほしいですね。

　鳴尾記念で6着に負けたヤマカツエースは宝塚記念に向けて今日9日から乗り出しました。

「ダメージを受けるほど、競馬で走れていなかった。でも、ひと叩きされて体はさらによくなった」と担当の土屋助手。

　たしかに！体をみると、無駄肉のない引き締まった栗毛の馬体がキラキラと輝いています。

　鳴尾記念の出来も相当よかったんですが、ちょっと運に恵まれませんでしたね…。

「今度は実力を発揮してほしい。きっちりと仕上げて、それを願うのみ」と土屋助手は決意も新たにしていました。宝塚記念へ向けての追い切りも来週からサラッと再開するでしょう。