ユニコーンSが「堅い」理由ははっきりしている

2016年06月17日(金) 18:00


◆2,3着には穴候補も

 ユニコーンSはかなり堅い重賞だが、その理由ははっきりしている。まず、今年は不在だが芝からの転向組はほとんど成功せず、これまでダートのオープンで勝ち負けしてきた実績がそのまま物差しとなりうる。ふたつめに、500万勝ちの馬はあまり通用せず、兵庫チャンピオンシップ組と中央のオープン特別組が上位のほとんどを占める。みっつめに、オープン特別組か勝ってきた馬が圧倒的に強く、2,3着のチャンスがあるのも前走好走組だけ。よっつめに、たまに来る500万条件組は基本的に人気で出走しちぎってきた馬ばかり。つまり、「誰が見てもよさそうな馬」が来るわけである。堅く収まって当然だ。

 オープン特別勝ち馬はとにかく強いので、ストロングバローズは無視できない・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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