好位抜け出しの自在性/ラジオNIKKEI賞

2016年07月02日(土) 18:00


福島コースで大きなプラスが加わるはず

 先週の宝塚記念を快勝した5歳牝馬マリアライト、その兄で29日の帝王賞(勝ち馬は武豊騎手のコパノリッキー)を、果敢に逃げて8着したクリソライト。この兄妹と近親になるのが、人気のブラックスピネル(父タニノギムレット)。

 10年ぶりの夏の福島参戦になる武豊騎手は、福島コース通算【13-8-6-27】。3着以内率はぴったり「50%」。マリアライトと同じ16番は、小回り福島とはいえ多頭数の3歳戦で揉まれる心配のない好枠。一族の勢いもある。軽視できない。

 一方、逆の1番枠を引いたゼーヴィント(父ディープインパクト)に期待したい。こちらは同じ右回りの中山【2-0-0-0】。好位抜け出しの自在性がフルに生きる。

 ゼーヴィントの母シルキーラグーン(父ブライアンズタイム)は・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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