挑戦者らしく一気のスパートに/七夕賞

2016年07月09日(土) 18:00


2走前の芝は半分予定外

 種牡馬クロフネ(父フレンチデピュティ)は、中京の「プロキオンS」に今回が初ダートとなるクラリティスカイ(昨15年のNHKマイルC勝ち馬)を挑戦させ、福島の「七夕賞」には芝は1戦8着で、ダート【5-6-2-11】のオリオンザジャパンを出走させる。

 競走時のクロフネは、初ダートだった01年の武蔵野S1600mを「1分33秒3」の驚異のレコードで9馬身差の独走だった。馬場改修前だが、少々コーナーが変わった程度であり、現在のレコードなど問題外。クラリティスカイの58キロの初ダートは大きな死角だが、オッズしだいでは買う価値がある。

 魅力は、七夕賞のオリオンザジャパン。2走前の芝は半分予定外の出走だったとされる。それも当然、オープンへの格上がり初戦が初芝では、ダートも芝もこなす産駒が多いクロフネ産駒にしてもあまりにも厳しい東京の芝1800mだった。

 出負けしたこともあり、気楽に追走した印象があるが・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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