巴賞→函館記念の難しさ

2016年07月12日(火) 12:00


問題は買うべき馬をどのようにしてピックアップするか

 函館記念で毎年悩むのが、巴賞組の扱いである。同じ競馬場で距離も1ハロン違いなのに、両者は結びつくとは限らない。かといって、双方で好走する馬がいないわけでもない。このグループについてはどのように扱っていけばよいのだろうか。

 函館で行われた函館記念の過去10回(09年は札幌施行だったので、それを除き05年以降)を振り返ると、巴賞組の函館記念における成績は[4-5-2-40]。ちなみにこの期間は、すべて両レースが中1週で行われている(過去には中2週だった時代もあった)。

 これらの馬を前走着順別にすると、以下のようになる・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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