「前走以上の走りが可能」な1頭をはじめ、 福島・中京の狙い馬は!?

2016年07月13日(水) 18:00


「成長が見られた」ジュライSのモルトベーネ

 梅雨時期なので、仕方ないことですが、先週末の中京競馬場には参りました。栗東でも8日夜から雨が降り始めて、夜明け頃は土砂降りといった感じ。その後も止む気配はなく、かなり降っていましたが、中京競馬場ではその影響がモロに出たといった感じの不良馬場。過去に同じ舞台で好走した馬の調教を参考にする私の予想方法にとって、ここまで過去と違う馬場になってしまうと、何を中心に据えるべきか迷ったしまうのですよね。

 中京芝1600m以下の距離の場合、栗東坂路で後半2Fの時計が速い馬が好走しています。それをあてはめて予想した9日はほぼ惨敗。よって、9日に好走した馬の調教傾向を重視すると、10日は馬場が回復傾向で2F時計の速い馬が好走。いわゆる「後追い」ってやつで連敗でした。今週は週中の雨がどこまで週末に影響するか。気温さえ上がれば、ある程度は乾いてくるでしょうから、そのつもりで予想を組み立てるつもり。

 なお、今週の重賞は函館記念ですが、当然のように追い切りは函館競馬場で行われているので、ここでは福島競馬場、中京競馬場の特別レースに出走予定の馬をそれぞれに取り上げてみました。

【安達太良S/セトノプロミス】

 上総Sに出走した時は○を打ったくらい、状態の良さを感じていました。その後は惰性で使っている印象を受けていましたし、特に前走は距離も不向きで、ここで休養というのは納得のローテーションだったと思います。帰厩してから、かなりの追い切り本数を積んでいますが、そのおかげで週を追うごとに良化。特に先週の追い切りは絶品でした。

 そして・・・

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井内利彰

調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」「100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ-馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる」など。また「Beginners room」では競馬ビギナー向けに教鞭をふるう。 関連サイト:井内利彰ブログ

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