2016年07月14日(木) 19:00
かつて、このコラムでも何度となく取り上げたショウナンマイティ。その弟くんであるマイティドリームが今週、中京の新馬戦を走ります。彼はね…実にお兄さんのショウナンマイティに似てるんです。
「そうなんですよ。見た感じのシルエットはそっくり。サイズは全体的にお兄さんを2まわりくらい小さくしたかんじですが、歩き方がよく似ているから遠めからみたら“同じだ”って思うくらいですよ」と梅田智師。
ただ、気性はちょっと違うみたいで、弟くんのほうがゆったりしています。
「お兄さんは気性が激しいタイプだったから、迫力があった。でも、弟は優等生タイプ。お兄さんと比べると迫力はありませんね。性格も全然違って、弟のほうが扱いやすいですよ」
確かに!実際にマイティドリームを身近でみせていただきましたが、年相応のやんちゃさはあるものの素直な印象。すごくかわいらしかったです。
馬体重は470キロを切るくらいとのこと。
「体もほんとにいいかんじ。仔馬時代、セリのタイミングでアクシデントがあった(骨折、すでに完治)ようで出場できなかったそうですよ。もし、セリに出ていたら高値がついたでしょうね」
なお、仕上がりについては、まだ余裕残しとのこと。
「今週の追い切りもハミをかけて反応をみる程度にとどめました。先を見越して、新馬で全力投球というわけじゃありません。まだ全体的に余裕はありますね。でも、それでもいいところはあると思いますよ」
ショウナンマイティといえば、あれだけの切れ味がありながら大外枠に泣かされたりと何かと運がなかった印象があります。
「そんなお兄さんの分まで思い切り走ってくれたら…。そう思います」
日曜の新馬戦では武豊騎手が騎乗。これも期待の高さゆえのこと、とのことでした。芝2000m戦とあってメンバーはそろいましたが、やっぱり期待しちゃいます。皆さんもお兄さんにそっくりだけどちょっとコンパクトなその馬体をじっくり見てくださいね!
今週の日曜、中京のメインレースのジュライSはモルトベーネ、最終のフィリピントロフィーはニシノラッシュが楽しみです。モルトベーネはメンタル面がなかなか難しかったようですが、解消してきたらしっかり走れるようになりましたね。ニシノラッシュは叩き2戦目で走りごろ。お天気次第では馬場がかなり悪くなる可能性もありますが、無事力を出し切って欲しいものです。
ニシノラッシュ
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花岡貴子
デジタルレシピ研究家。パソコン教師→競馬評論家に転身→IT業界にも復帰。競馬予想は卒業したが、現在も栗東トレセンでニュースやコラム中心の取材を続けている。“ねぇさん”と呼ばれる世話焼きが高じ、AFPを取得しお金の相談も受ける毎日。公式ブログ「ねぇブロ」(http://ameblo.jp/takako-hanaoka/)
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