下克上というケースは意外と少ない函館記念だが…

2016年07月15日(金) 18:00


◆レッドレイヴンの取捨は悩ましい

 函館記念はハンデ重賞だが、ハンデが効いて下克上というケースは意外と少ない。ただ、だからといって格上タイプが強いというわけではなく、展開などで取りづらい穴が出るので厄介だ。また、巴賞組は前走着順と今回の結果が結びつかないのでそこに注意する必要もある。

 まさに巴賞勝ち馬で人気になりそうなのがレッドレイヴンで、この馬の取捨は悩ましい。前走が57キロで完勝、今回は勝ってきても斤量据え置きなので神経質にならずそのまま評価してもよいのかもしれない。ただ、過去の巴賞好走馬は理屈で説明できないくらい崩れるときは崩れてきた。個人的には△でお茶を濁したいし、目をつぶって消す手もあるかと思う。  巴賞組は、2〜4着が僅差だったので、2着だったマテンロウボスよりも敢えて・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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