2016年07月22日(金) 12:00
結果論ですが、勝ち馬は別として、多くの馬が馬場適性とコース適性を問われたレースに感じました。
人気を背負ったバイガエシは、まだ自分から積極的に攻めていけるような形には持ち込めない気がしましたし、レッドレイヴンは小頭数の方が自分の動きたいと思える時に動け、外をまわされない分いいのかなぁ〜と。終わってみればですが、上位馬は強さと共に、まだ脆さも混在すると見受けられる内容でした。
一方、勝利をしたマイネルミラノは迷いなくハナへ。しかも番手が競らなかった分、リズムよく自分のペースで運べた印象。追いきりの動きも抜群でしたし、丹内騎手の迷いのない騎乗も光りましたね。また2・3着もインをスムーズに立ち回る内容。軽ハンデもありましたが、特に2着のケイティープライドは浜中騎手の好騎乗振りが際立つものでした。
そして終わってみればですが、1つ思い出されたことが…。フェイマスエンドの父シルクフェイマスは、やや重馬場は大丈夫でしたが雨が顔にあたるとダメなタイプで、担当していた門田助手が、「とにかくレース当日に雨が降っていないことが重要」と当時に話していましたが、前回やや重で好走しているにも関わらず、今回がサッパリの内容から、何だかそのことが思い起されました。
さて今週末は中京競馬場で中京記念、函館競馬場では早くも函館2歳Sが行なわれます。
中京記念での注目はトウショウドラフタ。1400ではなく1600、そして古馬との対戦と課題はありますが、NHKマイルカップの内容から十分に戦えるとみます。相手には、こちらは1400よりもマイル適性が高いと感じられるダッシングブレイズに。あと折り合いが課題となるアルマディヴァンの距離短縮も魅力です。
それでは皆さん、また来週お逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。
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細江純子
愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。
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