中京記念は人気落ちしている実績馬を狙うのがよいかも

2016年07月22日(金) 18:00


◆馬場状態次第ではその強みを削がれる危険も

 中京記念はいまの条件下でまだ4回しか行われていないので傾向がつかみづらいが、ここまではかなり波乱の度合いが強い。また、前走から斤量増となるような格上タイプが強かったのだが、今年は該当馬なし。斤量据え置き組は、これまでのところだと重賞連対歴が複数回ある馬が馬券に絡んでいるので、ハンデ戦だからといって下克上を期待するのではなく、少し人気落ちしている実績馬を狙うのがよいかもしれない。

 人気はダッシングブレイズだろう。成績的には文句なしなのだが、ここまで1〜2番人気馬が全然来ていない状況だけが心配。また、血統の字面とはうらはらに速い上がりを使える馬なので、馬場状態次第ではその強みを削がれる危険はある。  トウショウドラフタはNHKマイルCをどう解釈するか・・・

続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

バックナンバーを見る

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

関連情報

新着コラム

コラムを探す