アイビスSD、プロフィール的には言うことなしのネロだが…

2016年07月29日(金) 18:01


◆期待値的な発想だと軸は他の馬

 新潟の名物レース、アイビスサマーダッシュ。今年は頭数が13頭となったが、コース巧者や先行力のある馬が集まり、白熱したレースが期待できそうだ。

 ネロは絶好枠を引いた。昨年は小倉を選んだがオープンに定着した今年は迷うことなくこのレースを選択。ヨハネスブルグとこのコースの相性も良いし、自身のコース実績も豊富。プロフィール的には言うことなしだ。

 ただ、あからさまに良い条件が集まりすぎたので、人気は集めるだろうしそれゆえ配当妙味はない。期待値的な発想だと軸は他の馬として、この馬は的中率を取りに行くためのヒモ上位というイメージで考えたい。

 1番人気を争うのはベルカントで、こちらが・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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