ノースヒルズかな、池江厩舎かな、卍巴でいいかな?

2016年08月04日(木) 12:00


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ノースヒルズの夏でいいのでしょうか

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アイビスサマーダッシュを去年のサマースプリントの王者ベルカントが1着した。今年は現時点ですでに14ポイントだから、去年と同じように北九州記念を勝てば、去年以上に確実にサマースプリント優勝だろう。

去年はG3を2勝して、20ポイントで優勝した。しかしウリウリがG2のセントウルSを勝っていれば、CBC賞(G3)1着の10ポイント+セントウルS(G2)1着の12ポイントと合わせて、22ポイントとなりウリウリの優勝だった。今年のベルカントはCBC賞で4ポイント稼いでいるからすでに14ポイントで、もう1つG3を勝てば24ポイントになる。それゆえに去年以上に確実に優勝と思うわけだ。

目論見通りに北九州記念を勝てるかはわからないけど、レースの使われ方とポイントの稼ぎ方にはビジョンが感じられる。ビジョンは美しい。自分が得意な皮算用とはぜんぜん違う。同じような「計画性」のはずなのにビジョンには悪だくみ感がない。

先週のクイーンSは1人気のシャルールが2着して、人気薄のマコトブリジャールが1着した。ちゃんとピッツァだった。ビジョン、いや思惑通りに人気薄が1着した。自分はチェッキーノでサンドイッチにするつもりだったけど、チェッキーノ回避で、ピッツァに重心をずらして、シャルールの上に好きな具材をのせた。しかしマコトブリジャールはのせられなかった。アンチョビ(マイネグレヴィル・7人気)とパイナップル(ダンツキャンサー・11人気)はトッピングできたのに、ツナ(マコトブリジャール・9人気)はトッピングできなかったのだ。ツナは好みではないからだ。ピザーラでもドミノでもピッツァマンでもツナだけは回避する。その好き嫌いが裏目に出た。出てしまった!トッピングはお任せで!それが正解だった。

ちなみにアイビスサマーダッシュは、例外指数が高かったので例外を期待して、人気薄のサトノデプロマットに注目したけど、人気が上がってしまったので(7人気!)あきらめた。結果は1・2・3人気決着。これはこれで大例外だったけど、この例外ならあきらめもつく。

にしても、ベルカントのビジョンは誰が描いているのだろう。最近はリーダーが調教師ではなく、馬主だったり、馬主の友達(相談役)だったり、生産者だったりするからよくわからない。でもベルカントの場合は想像できる。

馬主がノースヒルズだからだ。それは今週の小倉記念の想定をみてもわかる・・・

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かしわでちょうほう

競馬専門誌・競馬王の元本紙予想担当。今は競馬王その他にて、変な立ち位置や変な隙間を見つけて、競馬の予想のようなものを展開中のニギニギ系。 著書はなし。最新刊「グラサン師匠の鉄板競馬 最前線で異彩を放つ看板予想家の鉄板録」に再び間借りして、4年ぶりに全重賞・根多の大百科的なものを執筆。

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