関屋記念のポイントは新潟外回り独特のラップ

2016年08月12日(金) 18:00

 関屋記念のポイントは、新潟外回り独特のラップ。2ハロン目と7ハロン目が10秒台という形が多く、特に後者の速さが問題になる。ここで差してきた馬はゴール前で詰めを欠き、前残りなのに3頭目は遅れて差してきた馬というようなこともある。速い上がりが計時されるコースではあるが決め手だけでは勝負しづらく、前走の上がり順が1〜3位という馬は意外と苦戦している。前で受けて、それなりに上がりをまとめられる馬のほうが良さそうだ。

 個人的に期待しているのがヤングマンパワー。昨年も好走しているし、4歳人気馬はこのレースに強い。好位につけられる脚質もこのレース向き。枠は外を引いたが、このコースは内枠よりは外枠のほうが良い。  マジックタイムは牡馬相手に重賞も勝っているし、ここでは上位の地力を持つ。問題は・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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