断然優位は揺るがない/スプリンターズS

2016年10月01日(土) 18:00


強引なレースはしないはず

 また、内枠を引いたビッグアーサー(父サクラバクシンオー)。今回は先手を主張する馬がいるなら、好位抜け出しを考えていたと思われるが、最内だけに他が好ダッシュを決めないと、また、自分でレースを作ることになるかもしれない。

 理想をいえば、前回のような前傾ラップ「33秒1-34秒5」=1分07秒6は踏みたくない。中山で同じように自分でレースを作りにでると、前半が下り坂に近いから、なだめて楽に行っているつもりでも、ビッグアーサー級になると、前半32秒台になりかねない。高速の芝コンディションではないから、かりに「1分07秒8」を推定勝ちタイムとすると、自身は「32秒8-35秒0」ぐらいのバランスになりかねない。

 スプリントG1の中心馬の本当の相手は、時計であるケースも珍しくない・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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