記録ずくめとなった悲願のGIタイトル/菊花賞

2016年10月24日(月) 18:00


遠征経験の差が出た「菊花賞15連敗」の関東馬

 1番人気に支持されたサトノダイヤモンド(父ディープインパクト)が中団から抜けて快勝。  大種牡馬となったディープインパクトは、6世代目の産駒によって「7つの3歳GI競走」完全制覇を達成。皐月賞はディーマジェスティ、日本ダービーはマカヒキ、そして菊花賞をサトノダイヤモンド。同一種牡馬の異なる産駒による牡馬3冠制覇は史上初めてだった。

 どうしてもGI競走に手の届かなかった里見治オーナーは、1992年に所有馬をJRAに出走させて以来、約24年8カ月で悲願のGIタイトルを手にすることに成功した。また、C.ルメール騎手にとっても日本での初のクラシック制覇だった。一方、関東馬は、クラシック競走の歴史の中でありえない「菊花賞15連敗」という大変な記録を更新することになってしまった。

 レース全体のペースは・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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